竜王山〜池の段を縦走したもう一つの目的は秋の野花に出合う事でした。熊野神社付近に咲いていたのは、黄花秋桐(キバナアキギリ)と釣船草(ツリフネソウ)。
熊野神社から那智の滝までの間には白くて目立たない花が咲いてました。見た記憶の無い花なので撮って図鑑で調べると、奥紅葉白熊(オクモミジハグマ)と言う花でした。
竜王山の草原地帯に入り、秋の黄色い野花と言えば真っ先に浮かぶのが秋の麒麟草(アキノキリンソウ)。
秋と名が付き紫色の花は、秋丁字(アキチョウジ)。秋に丁の字の花を付けるからこの名が付いたそうです。
白い穂状の花は晒菜升麻(サラシナショウマ)と思ったのですが、一寸違う様な。蕾の状態なのかな?
白い花と言えば梅鉢草(ウメバチソウ)。何時も一輪しか見つけられないのに六輪なんて初めて。
昔から苦い薬の代名詞と知られる千振(センブリ)。私は白しか出合った事が無いが、赤や紫もあるらしい。
薬草の次は毒草の代表である鳥兜(トリカブト)。竜王山から立烏帽子に向かう道沿いに次々と咲いていました。
日本女性に例えられるのが撫子(ナデシコ)。木陰で朝露に濡れたままのを見付けました。
池の段で見付けたのが山辣韭(ヤマラッキョウ)。食べるかなと思ったら、根は小さく味も良くないので食用にはならないとか。
竜胆(リンドウ)は池の段の至る所に咲いてて、正に花野でした。
池の段を立ち去る時に見付けた風露(フウロ)。ここは備後だけど備中風露で良いかな。
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