9月の天の川と西瓜。何方も夏の季語と思われるかもしれませんが、立秋から後の秋の季語です。天の川は老眼になってからは見た記憶がないので、青春時代を思い出し、半年ぶりに恋句に挑戦してみました。恐らく句会では私の句だと直ぐ気付かれるでしょうが。
肩寄せて 指さす先に 天の川
先生ともう一人、見え見えだと言いながら採って頂きました。私が頂いた天の川はGuriさんの宇宙より銀河の流れる音が聞こえて来る様な壮大な句です。更に壮大なの先生の句。1光年なんてちっぽけなもの。それを実感させる動画がありました。下記のページに是非アクセスして見て下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=GoW8Tf7hTGA
西瓜は家内があまり好きではないので、買ってくることはないですが、義妹が梅干し作りの指導のお礼にと頂きました。その後、家内が冷蔵庫と格闘しているのを見て
西瓜買ひ パズルとなりし 冷蔵庫
西瓜と冷蔵庫はそれぞれ季語となっていて、季重なりになるのですが、俳句のサロンの句を見ると、結構、使われいる句があり、投句してみました。先生は季重なりなので採らなかった様ですが、二人の方に採って頂きました。
当期雑詠で採って頂いたのは、
夕立や 黒き屏風の 迫り来し
で、二人の方に採って頂いたのですが、先生からは夕立と屏風で季重なりになっていると指摘されました。私が頂いたのは
IMOさんの盂蘭盆会。大山寺の参道に淀江傘を展示して裏からライトで浮かび上がらせた様が良く表れてます。
SNIさんの帰省子は静かだった二人だけの夕食が騒がしくなった様が思い浮かびます。
MMTさんの盆の夜は、おわら風の盆で踊って亡き人を忘れて行こうという思いがあるように思えました。
HDYさんのは蹲踞に映る月を詠んだ雰囲気のある一句でした。
ついでに今朝の日本海俳壇に下記の句が入選した一句を。
野田哲夫選二席 人肌の 酒を呑みたき 夜の秋
これで日本海俳壇には10週連続をしかも特選で飾らさせて頂きました。
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